沢山のお問い合わせ誠にありがとう御座います。
納品時腕時計の使い方注意事項ご説明していましたが、
改めましてブログにも書いておこうと思います。
機械式腕時計には細かい部品がこんなに沢山使用されています。
この度はジュエルセレクトをご利用頂きまして誠にありがとう御座います。
時計を末永くご利用頂く為の、基本的な取り扱い方法ご説明致します。
時刻カレンダー合わせについて
カレンダー付の時計には、カレンダーの早送り操作を避けて頂きたい時間帯があります。
針が午後8時から午前4時の間を指している時、カレンダーの早送りをすると故障する場合があります。
針は6時の位置にてカレンダーの早送り操作をして頂く事お勧め致します。
防水性について
日常生活防水時計は完全防水とは異なりますので水や湿気にはご注意下さい。
クロノグラフ機能ありの時計(オメガ スピードマスター等)は完全防水ではありませんのでご注意下さい。
10気圧以上の防水時計(ねじ込みリューズ式、アンティーク品は除く)につきましては、当店でオーバーホールの際10気圧の防水検査を実施しています。
当店規定の防水性がある事を確認し納品させて頂いています。
お客様によるリューズねじ込みが不十分な時、濡れた手でリューズを操作したり、性能以上の水圧がかかった時などに、湿気や水が浸入します。
また経年によってリューズやケース自体が劣化する為、防水性能が低下します。
経年を要した時計は新品購入時の様な防水性は望めませんで、オーバーホール後の防水保証は致しかねます。
自動巻き時計について
時計を腕に着けて動かす事で、時計内部の振り子が回転して、ゼンマイを巻き上げます。
腕の動きが少ない場合、巻き上げが不足します。
事務作業が多く腕を動かす事が少ない場合、半日着けていても、時計が数時間動く分しかゼンマイを巻き上げる事が出来ません。
その為、時計を外して翌日朝になると止まるなど、精度が不安定になる事があります。
これを解消するには、手巻きでゼンマイを巻き上げて下さい。
自動巻き時計には、手巻きの機能も備えていますので、リューズを回してゼンマイを巻き上げる事が出来ます。
時計を使用する前に、リューズを30~40回ほど手巻きをした後で腕に着けていただき、毎日良く腕を動かして巻き上げが十分出来れば、このような症状はおきません。
必要以上にゼンマイが巻き上がらない構造になっていますので、巻き過ぎの心配は不要です。
ただしゼンマイは経年により突然切れる事があります。
保証期間内にゼンマイが切れてしまった時は、部品代金のみで交換修理致します。
磁気の影響について
磁気を発する物に近づけると、時計の止りや遅れ進みの原因となる事があります。
大半の部品は金属ですから、これが磁化すると影響を及ぼします。
特に電池式時計は磁石を使用して制御している為、磁気の影響を受けやすいです。
携帯電話・テレビ・パソコン・家電製品、身近に存在する磁気にご注意下さい。
アンティーク品の精度について
アンティーク品は一日で100~300秒前後の誤差が生じる事があります。
一般的に許容範囲と言われています。
購入当時より部品の経年劣化がある為に、精度が自然と落ちていきます。
ご理解願います。
ご参考にされて下さい。
最新記事 by jewelselect (全て見る)
- オメガス ピードマスター オーバーホール バックルスライドネジ取り付け - 2024年9月16日
- Tiffany & Co. ティファニー 置時計 クオーツ - 2024年9月10日
- ロレックス エクスプローラー オーバーホール - 2024年9月4日
コメント